譲れない子が続出する「指名なし音読」への対応
「音読」の追試。誰にでもできそうだ。
「リレー読み、たけのこ読みはできるが、指名なし音読は毎度うまくいかない。」
このように思った人は多いだろう。元気な子は、何度でも立つ。
「譲るんですよ。」
このように言っても譲れない。低学年の子は特にそうだ。さあ、どうする?
伴氏は言う。
複数の子が立ったら、複数で読ませる。
二人の子が同時に立ったら、そのまま読ませればいい。三人なら三人で読ませる。
その後で、また複数の子が立った場面が生じたならば、その時に
「一回読んだ人は、譲りなさい。」
と声を掛ける。
指名なし音読の仕方を説明する際、「複数立ったら譲る」ということは事前に説明するのだが、いざ音読させてみると、子供達は立つことに夢中で、周りを見る余裕はない。そう言う時は、「だれかが読み始めたら、一緒に読む」ように伝えておく。
ついでに読む分量については、自分が読みたい場所まで読んだら座るように伝えておく。複数の子が立って読んでいる場合もそれは同じだ。一文だけ読んで座る子もいれば、区切りのいいところまで長く読む子もいていい、ということは説明しておく。
こういうちょっとした技術の出し入れができるかどうかで、「指名なし音読」の上達の仕方に大きな違いが生まれてくるわ。
ぜひ追試し、身につけたいものだ。
「指名なし音読」の原型は「指名なし朗読」だった。はこちらから。
学んだ事を追試、追試、追試。「授業通信」にまとめて発行する方法も追試してみよう。はこちらから。
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