道徳授業の定石化 「ゆきひょうのライナ」(東書2年)鉄板発問で「なんとかなる道徳」
道徳授業定石展開1⃣ 「登場人物」「セリフ」「人物評価」の確定
登場人物やセリフに「ナンバリング」をする。
次は発問①〜③で人物評価。ここが一番悩むところ。
①「誰がいい人ですか?」
②「誰が一番だめか?」
③「誰に問題がありますか?」
ゆきひょうのライナでは、ライナ、さかな、さぎ、きつね、子うさぎたち、みみずくが出てくる。
①「誰がいい人か?」②「誰が一番だめか?」
発問① 誰がいい人? で考えてみる。
これはすぐ分かる。
「みみずく」だ。ライナに「なくなったいのちのぶんもいっしょうけんめい生きること」を教えたからだ。
次は、「きつね」。「えものをとらなければ、こっちがいのちをなくしちゃう」ことをライナに教えたから。
子うさぎたちを救った「ライナ」は、三番目にいい人だとして、生き延びた「子うさぎたち」とさかなを食べた「さぎ」に優劣はつかない。強いて言うなら「さかな」を「いのちのもと」にしたので、いのちを奪わなかった子うさぎたちが四番目で、さぎは五番目。となると、「いのちのもと」となったさかなが一番いい人?なのかもしれないが、無理に順番を付ける必要もない。
子どもたちから「いのちの連鎖」に関係した意見が出てくるのであれば、話させても良いだろう。
展開1⃣は、話の内容を単純化することで、「いのちの連鎖」に関する問題点が浮かび上がってくれば良い。
発問2 誰に問題があるか?
ライナ。みみずくに教えられるまで、さぎに叱られた理由について理解できていなかった。
定石展開2⃣ 変換点の検討。
変換点の検討は、次の発問群を使う。
④「どこから変わった?」
⑤「前はどういう状態?」
⑥「後はどういう状態?」
発問3 ライナはどこから変わったか?
みみずくの話を聞いてからだろうと想像できる。
発問4 変わる前のライナはどう言えばいいか。
やさしい。弱い生きものを助ける。
発問5 変わった後のライナは?
カシミールの野山を駆け巡る、たくましい姿の雪ひょう。
定石展開3⃣ 自分に返す。
今の自分を振り返るための発問群。
⑦「自分はどっちですか?」
⑧「今の自分は、前か後か?」
⑨「これからどうなりたいのか?」
⑩「そういう体験はないか?」
⑪「そういうお話を知らないか?聞いたことがないか?」
発問6 今の自分は、変わる前と後、どちらに近いか。
発問7 これからは、どうなりたいか。
発問8 似たような体験はないか。
子どもたちから似たような話が出てくれば、じっくり話を引き出す。
なんとかなる道徳
指導要領が変わり、道徳の教科書を使って授業をする事が求められる時代になった。教科書は「使用義務」があるため、やりづらいように感じることもあるかもしれない。しかし、国語のように3年に1回、教科書が改訂される度に、新しい教材と入れ替わるということは考えにくいので、逆にやりやすい教科となったように思う人もいるのではないか。
今回も道徳授業の定石化をめざし、鉄板パターンに当てはめて授業を構想したが、「なんとかなる道徳」という感じがしないだろうか?
「モデリング・ナンバリング・ネーミング」誰でもできる討論授業2はこちらから
道徳授業の定石化「日曜日のバーベキュー」授業を安定させる定石展開、定石発問を考える。についてはこちら
最新版【授業の百科事典】リンク集データの入手は【ヨッシー’s STORE】へ
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません