やんちゃ対応
舐められるだけの理由がある
初任者だけでなく「やんちゃ対応」ができない教師は多い。特に若い女性教師。
やんちゃくんがアドバルーンを上げた瞬間に叩くことができるか?
舐められたら終わり。そこから先は奈落の底まで落ちていく。
落ちたくなければ、「しゃべる。立つ」などの対応技術を知り、やってみる。
最初はうまく行かないかも知れない。怒りで手が震え、声が上ずることもあろう。だが、なりふり構ってられない。毅然と戦うしかない。やらなければやられるだけだ。
「立て!」
「立て!と言ったら立て!」
怒声ではない。毅然と声で相手を律するのである。
これができなければ舐められる。
教師は、教室においては、「司法・立法・行政」の三権を握る「統率者」であるという自覚がなければ務まらない。その自覚がいつも求められる。
「やんちゃ対応」と双璧「モンスターペアレンツ」対応はこちら
プロは読書で技術を仕入れる
対応の技術は様々ある。それを仕入れる最も効率的な方法は「読書」である。
最近は教育書が売れなくなり、大きな書店の教育書コーナーも縮小気味で、「これはいい!」「こうやればいいのか!」「なんとかできそう…」と思わせてくれる「教育技術」に特化した本を目にすることが難しくなっている。
教育書のライターの経歴を見ると、有名大学附属の先生や大学教授が多いが、これは今から40年ほど前の教育界の状況と酷似している。悪いが、現場から一番遠い人たちが書いていることは、ほとんど役に立たない。附属小学校で行われている実践は、お利口さん相手に行った授業から導き出したものなので、普通の公立小学校で同じようなことを再現することは不可能と言っていい。
現場に出たばかりの初任者に最も必要なものは、「すぐ使える」「簡単」「やり方が明確」な教育技術だ。まずはそうした書籍を検索し、手当たり次第に読む時間を作り出そう。読書は時間とお金がかかるが、かけた分だけ自信に変わっていく。読書は自分を裏切らない。
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