「即時フィードバック採点法」採点処理速度は次第に上がる。
採点処理速度は急に上がらない。
動画を二つ紹介する。
「即時フィードバック」採点法は、
1 誤学習した内容を消去し、正しい内容にすぐに書き換え、強化することができる。
2 教師の仕事を軽減することができる。
という長所があるが、身に付けるにはそれなりの時間が必要だ。一朝一夕にはできないが、最初の動画の採点スピードをイメージしておくといい。
ヨッシーの場合、子供がテストを持ってくるまでに、子供に手渡す解答シート(※QRコードを読み込ませてタブレットに解答を表示するものよりも、手で渡せる紙ベースが絶対いい。)に目を通し、答えを頭に入れておく。
丸のつけ方は、小問5問程度の計算問題なら5問まとめてグルッと大きな丸を付ける。
テストを最初の方に持ってくる子たちは賢い子が多いのでほとんど間違わない。2〜3人、グルッ、グルッと大きな丸を付け、点数欄に「100」を書き、黙って回答用紙を渡し、机の下に淹れて預かる。
そうこうしているうちに、子供が間違える箇所が分かってくるので、そこだけ注意して採点スピードアップをしていく。
誤答が一目でわかるようにする
採点で大事なのは、○を付けることではない。間違っている箇所に「・」ちょんちょんと点印を付け、子供に手渡す解答シートにも(ここ、ここ)と無言で正答に印を付け、場合によっては、「う〜ん、ざんねんだったなぁ。」と声を掛け、「こことここ。2カ所直して、ここ(※教師用机の上など)に出す。」と指示を出す。
大きくグルッと数問まとめて大きなマルを付けるのはどうなのか?という方もいるかもしれない。一つ一つ○を付けていくのは自由だ。だが採点していく途中で採点済のテストに採点ミスがあった事に気付くことがあった場合、大きく○を付けた箇所の小問一つ一つに改めて○を付け、違っている箇所に「・」を付してやることで、間違いの箇所が子供に一目で分かるようになるというメリットもある。
45分で完了できればプロ
動画では補助簿に点数を控えるところまで映っている。ヨッシーは補助簿に点数を控えるのは、全てのテストが回収されたかどうかを出席番号順にテストを整理してから(※誤答直しをしない子が数名いる事が多い)にしている。ちなみに満点の子は、採点をしている机の下にまとめてあるので、補助簿に満点の意味で「/」斜線を入れる。
「誤答直し」をした子のテストは教師用机の上に山積みにされているので、こちらを出席番号順に並べ直していきながら、誤答直しをすべてしているかもチェックする。この時、誤答箇所には「・」が付いているので、裏表ざっと見ながらチェックする。誤答が多い子は、1箇所だけ直して終わり(※ワーキングメモリーが少ない)ことが少なくない。なので「こことここ。2箇所直して持ってくる」と丁寧に声をかけてやる。
テストを回収したら、満点以外の子の点数を補助簿に転記。その後は、ひたすら誤答直しをしていた箇所にマルを付け、点数欄に二重下線を付した「100」→💯を書き込む。
こうすることで、全員の点数欄は「100」で埋められることになり、点数を見て馬鹿にする雰囲気は多少なりとも和らげられるというメリットも生じる。
「テストの採点方法」についてはこちら
進化形「即時フィードバック採点法」 この技を身に付ければ、放課後楽々(^_^)についてはこちら
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