授業の時間配分
45分をパーツ(学習活動)で組み立てる
初めて授業をした時、足下がふわふわする感覚があった。今更ながら、「地に足がついてない」というのはこういうことを言うのだと思う。
さて、この動画は「討論の授業の時間配分」おたずねに伴氏が答えている。質問者は、
「①漢字の練習5分から10分、音読5分から10分を行い③物語教材であれば討論を中心とした授業にしています。子供たちは楽しんで討論をしていますし、自分の意見をしっかりと持つことができていますが自分の力不足で時間配分がうまくいきません。」
「討論では、①議題に対して意見を出す。②意見を発表し、ナンバリングする③ナンバリングされた意見の中で自分はどれかを考え理由を書く。④どこを選んだか挙手をさせ黒板に人数を書く。⑤ダメな意見があれば発表させ消す⑥二項対立を作り討論させる。この流れが25分で終わりません」
と訴えている。
基本は「継続学習+メイン学習」
「10分+10分+25分」という時間配分は、討論をしない授業であってもそのまま使える汎用性がある。
「漢字5分+音読5分+新しい単元の全文通読35分」という具合に変えてもいい。
「毎日(毎回)取り組む継続学習+今日のメイン学習」というようにざっくりと二つにわけてとらえてもいいだろう。
まるまる45分、「読解だけ」とか「音読劇の練習だけ」「漢字の反復練習」「作文を書くだけ」では子供も飽きる。
下手は教科書に書いてある例題やグラフ、表をノートに写させて1時間終わり、という授業をやっている。
初歩中の初歩と思えることなのだが、ベテランといわれる年齢になってもこのレベルから脱却していない。残念ながら,それが今の現場の実態でもある。
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