壁タッチで運動量確保
うっすら汗をかく運動量
見ているだけで面白い。それは撮影者の笑い声からも伝わってくる。
学級開きからわずか3日目の授業だという。
「この先生の授業、おもしろい!」
驚くべきは、この運動量。画面からもそれが分かる。
「うっすらと汗をかく位」の運動量があれば、体育の授業では合格だとよく言われる。
変化のある繰り返しで引きつける
①次は運動会の練習を兼ねて、笛を入れます。
②前へ、ならえ(ピッ!)。
③直れ。もう一度、前へ、ならえ。
④直れ。きれいです。番号。
⑤二列。
⑥やり直しです。壁タッチ(ピッ!)
※名前順で2列になった場面。
⑦詰める。
⑧直れ。
⑨左向け、左。
⑩座る。
⑪名前順は今のでだいたい合格。97点ですね。2,3人まちがった人がいますけれども。
⑫次は、背の順でやってみますよ。(※間髪置かず)壁タッチ(ピッ!)
※戻ってくると、男女別背の順2列で、前から番号を言っている場面。
⑬2列。
⑭(※やや間を置いて)壁タッチ(ピッ!)
⑮(※少し間を取り、イジる感じで)しゃべったな!(笑)○○だけしゃべったから壁タッチ(ピッ!)
⑯男子だけ壁タッチ(ピッ!)
「短い指示」「変化のある繰り返し」で子どもたちのハートをがっちり掴んでいる。
「あいさつ→めあての確認→準備運動」のような古典的体育授業のやり方では、運動量の確保も子どもたちの主体的な活動意欲を引き出す事も難しい。
授業技量を高めるには
動画を見ると簡単にできそうだが、追試しようとすると案外うまく行かない。
そうした時は、自分の動きをビデオで撮り、伴氏のビデオと比べてみる事だ。
できれば文字起こしをしてみると、違いが際立つだろう。
授業「技術」動画でも分かるが、授業「技量」はそうはいかない。
まずは「追試」。そして「文字起こし」のような地道な作業を通す事で格段に高まる。
最新版【授業の百科事典】リンク集データの入手は【ヨッシー’s STORE】へ
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません