1年生の4月からなぜ宿題?
宿題地獄
この動画は「1年保護者から宿題や授業についての質問が殺到」ということで、2022年4月21日に放送されたものだ。
入学したばかりの小学1年生に出さなければいけない宿題なんてあるのか?理解を超えている。電話で問い合わせが殺到しているとのこと。なんとすばらしい保護者達なのだろうか。なかなか言えるものじゃない。
「宿題を出さないと親から『先生、宿題はないんですか?』と催促されるから、早いうちから簡単な物でいいので毎日出しましょう」
ベテランの先生から言われると、若い先生方は(そんなものなのかな…)と何も言えずに従わざるを得ない。でも、そのあとには「まるつけ」地獄が待っている。この時間を少しでも減らす工夫というのは様々あるが、道具によってもかなり短縮することが可能だ。たとえば「赤ペン」ではなく「赤鉛筆」を使う。これだけでマルを付けるスピードが速くなり、手も汚れない。
「宿題はないんですか?」の裏の意味
家庭で「宿題」に変わる教育資源が乏しかった昭和時代なら分かる。
だが、今は令和。「宿題」はほんとに必要なのか?
「出さなくていいです。今年はなくてほっとしてます」
と保護者が正直に言う時代なのだ。
ところが、「宿題はないんですか?」と言われると、「宿題を出してくれ」と受け取ってしまう先生が多い。
しかし、「ないんですよね?出さないんですよね」という言葉の裏には、「出さないんですよね?」と、出さなくていいことを確認する意味もあるのだ。
そうした家では、やらせたい習い事や塾、通信教育などのプログラムがあるため、学校から持たされた得体の知れない宿題プリントを強制されることは余計なお世話、というわけなのだ。
しかしながら、子どもの前ではそういうわけにもいかない。
「宿題プリントは?」「忘れたの?」「出したの?忘れずに出しなさいよ!」
と言わなければいけないことを正直、苦痛に思っているのだ。
時代は令和。
「宿題は出さないのが標準」
先生方も時代に合わせて頭の中を切り替えた方がいい。昭和頭の先生も。
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