家庭学習の課題おすすめサイト

2023年2月25日

宿題は「自治体+家庭学習」で検索

https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/gakuryoku/cc100/kokugo/teigakunenkokugo.html

上記リンクは千葉県HPにある「ちばっ子チャレンジ100」から引用したもの。こうした取り組みはあちこちで行われている。検索方法は「自治体名+家庭学習」でヒットする。東京都、神奈川県、埼玉県でも家庭学習用プリントをWEB上からダウンロードできるように作っている。

yossiiがよく使っているのは「やまぐちっこ学習プリント」

https://gimukyo.ysn21.jp/gakushi/

内容は教科書準拠。何がいいのかというと、1回分の問題と答えがセットで作られているので、両面印刷設定で出力すればOK。自習で教室を空けなければいけない時、職員室に行き、適当に見繕ってプリンターから出力すれば3分ほどで準備ができる。

保護者から宿題プリントを出してほしいと言われた際も、このサイトを紹介し、「答え合わせをした上で持たせて下さい。そうすればこちらでハンコ押して返しますので。」と伝えている。そうすると、誰も持ってこない。ほんとに不思議。

学校で使用しているドリル・スキル類には、ドリル準拠の補充プリントがダウンロードできる物がある。

※赤ねこ漢字スキルテストページダウンロードhttps://edusup.jp/download/20150330-1

こうしたものは校正がしっかりしているので、問題の不備が少ない。

昭和の宿題プリントはまちがいだらけ

一番いけないのは、なぜか職員室の棚に昭和の昔から置かれている「宿題プリント集」。教科書に準拠してないばかりか、誤字・脱字も多く、答えが違っていたりすることもある。

軽い気持ちで印刷して配布すると、子どもや保護者から「先生、答えが違っています!」ときつい口調で確認の問い合わせがあることも。

「先生、宿題プリント作っておいたよ。使って。」と配ってくれるベテランの先生もいるが、一度使ったら、後の処理がたいへん。私が作るプリントは、裏に必ず答えを印刷しておき、解き終えたら自分で丸を付けて提出させるので、担任の仕事は「検印」を押して済む。ところがベテランの先生が配ってくれたプリントには答えが印刷されてないため、マル付けに膨大な時間が必要となる。よって、頂いたプリント類はそのまま印刷室の裏紙利用箱にこっそり運び込むことになる。

「宿題」の考え方

さて、ここまでは主に教師の立場で書いてきたが、

「保護者が宿題をどう考えているのか?」

この視点を持っていないと、教師と保護者の溝は埋まらない。

保護者は

「宿題をさせないと、うちの子は差を付けられてしまう。」

「どんなものをさせたらいいのか分からない」

「宿題を出さないと成績が下がってしまうのではないか」

そんな不安を抱え、それに対する答えが見つからなくて困っている場合も多いのだ。ところが教師の方は、そんな事はあまり考えていない。少なくとも、保護者がどんな事を考えているのかについて知っておくだけでも違うし、知っていればヒントとなるようなアドバイスを示すこともでき、ギクシャクした関係にならなくて済む。

「宿題」に関しては、高学年になると、保護者から「出して下さい。困ります」という要求は少なくなるように思う。塾に通わせたり通信教材に取り組ませたりと、ある程度の方法が見えてくるからだろうし、何よりも「令和」であって「昭和」ではない、ということが大きいのだろう。

ならば、低学年が勝負。どうしても必要という家庭には個別対応し、基本は出さないで済むようにするのが、結局はどの子にとってもプラスになるのだということを「説明」し納得してもらう「責任」が教師にはある。

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