道徳授業の定石化「さるへいと立てふだ」(東書2年)正直、誠実〔明るい心で〕

2025年1月6日

あらすじ

けちん坊で食いしん坊のさるへいは、「これはしぶがき、たべられません」と書いた立て札を立てて、赤くなってきた柿の木の実を独り占めしようした。翌朝、「うそをかいてはいけません」と立てふだに書き込まれていたのを見てびっくり。そこで「このかきの木のもちぬしはさるへい」と立てふだを書き直したところ、翌日「ほしいかたは、えんりょなくとってたべてください」と書き込まれたのを見て気味が悪くなった。結局、他のさるたちがやってきて食べていったので、さるへいは少ししか柿を食べられなかったが、その代わりにたくさんの友達ができた。

定石①「登場人物」「セリフ」「したこと」の確定

「登場人物」 さるへい(赤丸囲み) なぞの人物(青丸囲み) さるたち(黒丸囲み)

「セリフ」 ア、イ、ウ、オ=さるへい エ=さるたち

「したこと」

さるへい ①しんぱい ②立てふだを立てる ③びっくり ④首をかしげ、苦笑い ⑤立て札書き直し ⑥気味が悪い ⑦渋いかお ⑧少ししか柿を食べられなかった

さるたち ぞろぞろやってくる 毎日柿を食べに行く さるへいと友達になる

※中心人物は、登場回数やセリフ、したことの記述が多い「さるへい」。

定石②中心人物の変換点の検討

「さるへいの行動が変わったのはどこからか?」=オ「さあさあ、どっさりたべてくれたまえ」

「変わる前のさるへいは、どんなさるか」=ずるい うそつき 自分中心 わがまま

「変わった後は」=やさしい ふとっぱら

定石③今の自分、未来の自分を選ぶ

「今の自分は、変わる前のさるへい、変わったあとのさるへい、どちらに近いか」

「さるへいのようになるために、これから友達や家族に対してしたいことは何か」

「はじめて会う人に対しては?」

まとめ

教材末尾の余白に「わ・き・お」について書かせ(※時間をたっぷり取っていい)、ロイロノートなどのアプリで書いた事を写真で撮って提出。

「似ている話」や「だれかから聞いた話」があれば発表させる。教師の体験談(少々脚色ありも可)があれば、話して終わる。

 

道徳授業の定石化「①登場人物の確定」「②変換点の検討」「③今と未来の選択」についてはこちら

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