道徳授業の定石化 定石発問の基本は「ナンバリング」と「ネーミング」の技術にあり!
道徳発問の基本パターン
道徳授業での発問がマンネリにならないか?ということへの回答がこの動画にある。
A <ナンバリング発問>
「セリフ」あるいは「人物」に番号をつける(ナンバリング)。どちらにナンバリングするかは、物語の内容による。
「セリフ」にナンバリング
①どれが一番いい(↔ダメな)セリフか。どれが一番大事(大切)なセリフか。
②主人公の気持ちはどこで変わったのか。
「人物」にナンバリング
③だれが一番いい(↔ダメな)人物か。だれが一番大事(大切)な人物か。
④変わる前の主人公と変わった後の主人公に、名前を付けるのなら何になるのか。
①または③、いずれかの発問で「物語の内容(あらすじ)」を確認していく。低学年では、だれが言ったセリフなのかを取り違えている子どももいる。そうなると学習について来られなくなる。挿絵を黒板に提示する授業がよく行われてきたのは、物語の内容を確定させるという意味合いが強い。今は、教科書会社のウェブサイトを大型テレビ画面に写し出し、挿絵と共に読み聞かせをしてくれる時代なっているので、こうしたものは使った方がいい。
「セリフ」にナンバリング教材の場合、①の発問をする事になる。
①と②は密接に関連してる。①について意見を出させると、「なぜ?」「どうして?」と理由を問うことになり、②の内容が出てくるからだ。とはいえ、子どもたちの発言はつたないことも多い。
「そこで主人公の気持ちが変わった、ということを言いたいのだね?」
と子どもの言いたいことを補いながら授業を進めていくと、発表した子どもの自尊心も傷つけず、自己有用感も高めることができるだろう。
一方、「人物」にナンバリング教材なら、③→④の順番になる。発表した子には理由を言わせることになる。とりとめのない子どもの言葉を拾いつつ、
「つまり、簡単に、ひとことで言うとしたら、どんな人だと言ったらいいかな?」
と他の子にも問いかけ、「やさしい」「思いやりがある」というような短い言葉で言わせるか、中学年以上なら「漢字2文字で」「熟語で」というような問い方をすればいいだろう。
その上で、<自分に返す>発問に繋げていく。
B <自分に返す発問>
⑤今の自分は、変わる前と変わった後、どちらに似ているのか。
⑥これからの自分は、変わる前と変わった後、どちらになりたいのか。
⑤、⑥は、両方問う場合もあるだろうが、片方だけでいいのかもしれない。
大事なのは、この後に続く授業展開、
「似たような話を聞いたり、知っていたり見たりしたことがないか?」
を出させ、物語に近い身近なエピソードがあることに気づかせ、振り返らせることだ。
そうでなければ、道徳はただの絵空事に終わってしまう。
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