初任者にもできる!始業式までにすべきことは、「名前を覚えること」

出席番号とセットで覚える。

最大のポイントは「出席番号とセット」で覚えること。

「名前を覚える」というのは、当然「苗字」とセットで覚える。「たろう」や「はなこ」だけでは、どこの「たろう」さんと「はなこ」さんなのか区別がつかない。

記憶のフック(手掛かり)が多いほど覚えやすい。漢字で覚えるのも同じ。ひらがなよりも画数が多いのでフックが増えるということに加え、漢字にすることで「やまだはなこ」が「山田花子」と総文字数が6文字から4文字と少なくなるので覚えやすくなる。

さらに「出席番号」を加え、名前と組み合わせてみよう。たとえば、5とびの番号(5,10,15,20)を区切りのフック(キリ番=区切りのいい番号)にし、キリ番の子の苗字だけセットにして何回も唱えて覚える。

座席表を連動させよう。

また、教室での座席表を作り、出席番号を手で書き入れてみよう。こうすることで名前と位置情報がセットになり、覚えやすくなる。まずは空欄の座席表に、出席番号と苗字を1列目から書き込んでいく。次に「四隅の4人」だけ覚える。これは意外と簡単なのではないか。「記憶のマジカルナンバー」といって、7±2までが短期記憶の容量と言われているので、4人なら多くの人が簡単に覚えられる。同じように「最前列の子」だけ覚える。あるいは「四隅」の「隣の子」とセット(8人)で覚える、などする。

「座席表と出席番号」と連動させて覚える方法は、「筆記用具と紙」があれば、紙に座席表を手書きで書き、すぐに練習できる事。初日はすぐに全部埋められない。途中でポケットに入れ、時間ができたら再開する。夜、寝床についたら、頭の中に座席表を思い浮かべ、四隅の子、最前列の子、四隅と両隣の子の名前を思い出してみる。そんなことをしていると、記憶力の衰えている私のような高齢教師であっても、3日もすればすらすらと紙に書いた座席表に苗字くらいはすらすらと書けるようになる。

新学期の事務作業が超スムーズに

新学期は、担任した子どもの名前を覚えておくと便利な場面が出てくる。たとえば、前年度から引き継いだ氏名印や指導要録、書類等の仕分け作業などがあったとき、受けもった子どもたちのものを仕分けすることができる。他にも様々な場面で、名前関連の作業時間が短縮されていくので、定時に帰ることも可能となり、結果として心のゆとりができてくる。

(余談)子どもたちに黒板に出てきて計算問題を解かせる場面があると思う。その際、「計算問題を解いたら、名前を書くんですよ」と言うと、苗字を書かず、名前だけ書く子がけっこういる。子どもの頭の中は、「名前」と「苗字」は別物のようだ。

名前を覚える〜始業式までの最優先事項 子どもの名前を覚える効果は絶大だ はこちらから。

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