「図画工作科」の授業技術 授業の百科事典を使って年間指導計画を作る。

2025年4月6日

年間計画を練る

教科書会社の年間指導計画を手に入れるのはとても簡単なのでここでは説明しない。入手したら、時数を確認する。低学年は2時間で完結する教材が多い。中学年以降は4時間、6時間と週をまたぐ教材が増えてくる。その間、制作途中の作品をどこに保管するのか?考えておく必要がある。

↓ヨッシーの学校で使っている図工教科書の指導計画

ヨッシーは今年、4年生の図工専科も担当。教科書が変更になったため、指導計画を作り直す必要があるため、教科書会社の指導計画をダウンロードした。ところが困ったことに「PDF」ファイルだったため、エクセルに落とし込めない。
試行錯誤の末、なんとか完成→4年図工指導計画

新年度、最初にやっておくべきこと

①「一括購入品」。必要な単元を調べ、「いつまでに発注するのか」確認すること。例えば「版画」関係の物品。版木、版画用紙、彫刻刀の注文時期など、学年会計担当の先生と打ち合わせておく。
②「身辺材料」が必要な教材は、1ヶ月前の学年便りなどで告知して集めておいてもらう。
③「教材キット」を教材屋さんに発注してもらわないといけない教材もある。4月最初に使う予定の教材見本を確保したら、すぐに作ってみること。値段が安く、作りやすいものがベストだ。

授業の百科事典で教材研究

次は教材研究。「授業の百科事典」で「図工」「図画工作」「酒井式」などの言葉で検索し、次のようにリスト化しておく。以下は「4年図工専科」用としてリストアップしたものだが、他学年での絵画指導でも使える内容だと思われる。冒頭の動画で紹介した「桜を描かせる」は、新年度、最初の2時間で扱いたい内容だ。「酒井式描画法」についての理解があった方がよりうまく指導できるかもしれないが、なくても事前に一度「やってみる」ことをお勧めする。そうすると子どものつまずくところが予想できるので、初任者であっても指導言に説得力が増し、自信をもって指導できるようになる。

(図)スチレン版画、紙版画
(図)手の描かせ方
(図)動きのある人物
(図)桜を描かせる
(図)絵の具の水入れ
(図)春の植物
(図)人の逆さ顔 
(図)ヘビの絵を描こう
(図)パレットに名前を付ける
(図)自分の顔を描く
(図)お話の絵

※「工作」の指導技術については別の機会に。

前を覚える〜始業式までの最優先事項 子どもの名前を覚える効果は絶大だ はこちらから。

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