「討論の授業」への第一歩を踏み出すのなら
討論授業の「よいお手本」を見つけよう!
「討論の授業をやってみたい!」
そう思ったなら、「討論の授業」そのものを見るのが一番いい。
だが討論の授業を見せてくれる教師が身近にいなければ、相当難しい。
「その前に、もう少し調べてからやってみたい。」
そう思うなら、この本をお勧めする。
本書では、次のような実践を紹介しながら、「討論の授業の初歩」から丁寧に、そして詳細に解き明かしている。
1年生 大きなかぶ
1年生 たぬきの糸車
2年生 スイミー
2年生 お手紙
3年生 モチモチの木
4年生 ごんぎつね
5年生 大造じいさんとガン
6年生 やまなし
6年生 海の命
「討論の授業」=「難しい授業」というイメージを持っている人が多いかもしれない。
もちろん簡単にできるわけではない。だが「最高峰」と言われる授業を実現するための道筋がくっきりと浮かび上がれば、そこを目指し、時間をかけてその峰に登っていくか行かないか?は教師の自由だ。
本書はその道筋を、くっきりはっきり、なおかつ平易な文章で表してくれている。
たとえば3年生「モチモチの木」の実践紹介のプロットは、次のようになっている。
(1)豆太の気持ちが変わったのは、どこか
(2)豆太は、勇気のある子になれたのか
(3) 「モチモチの木」の主題(テーマ)は、何か
(1)(2)は、討論の授業に誘(いざな)う有名な「定石発問」なのだが、もしも討論の授業を行うための基本的な技量が教師に身に付いているのであれば、この二つの発問で子どもたち同士の発言が長時間続くような授業を行うことができるはずだ。
この教材は1月に扱われることが多いと思うが、いきなりこの発問で授業をするのは難しいとしても、本実践を読むことで「討論の授業」の様子が具体的に想像できると思う。
ちなみに著者である武田氏は、(1)の発問をいきなりしているわけではなく、その前に2つの発問をした上で、「気持ちが変わったのはどこか?」という発問に繋げている。そのようなスモールステップを知っているのといないのとでは大きな差が生じるのではなかろうか。
「シーケンスチャート法」で討論の授業
4年生の「ごんぎつね」のプロットは次のようになっている。
(1)ごんは、どんなきつねか
(2)ごんは、なぜ何度もくりやまつたけを持っていくのか
(3)ごんの気持ちが、最も変化したのはどこか
(4) 「ごんぎつね」を深く読むための最重要キーワードは何か
(1)(2)の発問は、「討論の授業」でなくても、子どもたちから引き出すことができそうな発問に思える。
武田先生は、こういう子どもたちから出てくる「問い」を大事にしつつ、しかも(3)「ごんの気持ちが、最も変化したのはどこか」という討論に発展させていく発問へ繋げるための新手法「シーケンスチャート法」を提唱されている。
「シーケンスチャート法」については、3年「白いぼうし」の実践をもとに
Ⅱ章「令和型討論の授業の作り方」
一 討論の授業を核にした単元づくり
(4)あらすじをつかませる授業「シーケンスチャート法」
で詳述されている。
この「シーケンスチャート法」を追試すると、「討論の授業」を自然な形で体感できる。
まさに討論の授業の「お手本」となる具体的な方法が追試できる形で示されているのだ。
「討論の授業をしたい」と願うならば、ここを読まない手はない!
自分へのクリスマスプレゼントに
「子どもが本気になる話し合い 令和型 討論の授業 」は12月22日に発刊予定とのこと。ヨッシーはすでに3冊予約をし、知り合いの先生にクリスマスプレゼントとして渡すことを考えている。
本書執筆者の武田晃治先生は横浜市で何度も討論の授業を公開されており、管理職を含め参観者の多くが子どもたちの発言レベルの高さに驚嘆し、授業後の検討会も讃辞に留まらず、どうしたらあのような授業が実現できるのかについての討議が行われている場にヨッシーも立ち会ってきた。
年末、自分へのクリスマスプレゼントとして、上記リンクより予約して手に入れ、一読されることをお勧めする。
予約開始(11/23)翌日にAmazon教育・学参・受験カテゴリーの最新リリースランキングで、なんと4位!

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