道徳授業の定石化「しあわせの王子」(教出2年)感動、畏敬の念 〔心の美しさ〕
「しあわせの王子」も「感動・畏敬の念」を扱う。
名作と言えば名作なのだろう。とはいえ、押しつけがましさは拭えない。それは「作り話だから」では片付けられない。作り話とは言え、度が過ぎている。 ...
道徳授業の定石化 「とおるさんのゆめ」(教出2年)よいところをのばす
「とおるさんのゆめ」は、二年生の後半の4ページにわたる教材。これだけ長文だと「聴覚入力が苦手」な子は、一回の読み聞かせで内容を正しく把握することはとても難しい。
そうした子も安心して話を聞けるようにするため ...
道徳授業の定石化 授業の最後は「自分に返す」発問で締めくくる
(10分46秒あたりから)
道徳というのはね…
「誰がいい人ですか?」①
誰がだめっ…ちゅうのも悪いけども、
「誰に問題がありますか?」②
気持ちの読み取りを強いる道徳 ワークシートを使う授業はつまらない
4月新学期。どの先生も、忙しい中、時間を割いて授業準備をして授業に臨む。
子どもたちも去年の先生の授業と比べ、
「今年の先生は面白い!」
と評価する。
一方で、 ...
道徳授業の定石化「ぼくは「のび太」でした」(東書2年)希望と勇気、努力と強い意志
道徳教科書教材には、
「これ、どうやって授業するの?」
と言いたくなるものがある。
例えば今回の教材。ドラえもんで有名な藤子F・不二雄氏のマンガ家人生を取り上げた話。4ページの内、1ペ ...
道徳授業の定石化「七つのほし」(東書1年 教出2年)感動、畏敬の念 〔心の美しさ〕
「感動・畏敬の念」を扱う道徳教材。「美しい物に触れ、すがすがしい心をもつこと」について考えさせる。押しつけがましさが感じられ、扱いづらい内容だ。
「七つのほし」(トルストイ原作)とい ...
道徳授業の定石化「さるへいと立てふだ」(東書2年)正直、誠実〔明るい心で〕
けちん坊で食いしん坊のさるへいは、「これはしぶがき、たべられません」と書いた立て札を立てて、赤くなってきた柿の木の実を独り占めしようした。翌朝、「うそをかいてはいけません」と立てふだに書き込まれていたのを見てびっくり。そこで「 ...
道徳授業の定石化 自分と比べる道徳 「道徳」と「コンプライアンス」
「道徳」をカタカナで表すとすれば、「ルール、マナー、エチケット」と言った言葉を思い浮かべる。
「コンプライアンス」という言葉も、令和になった辺りからよく聞かれるようになった。
コン ...
黒板は「お手本」を示す場所だ 右から左へ〜管理職の指導を受け流す
管理職から「めあてとまとめを必ず書きなさい」と指導を受ける場合がある。
その問いに伴氏は答えている。
「柳に風のごとく受け流す」
最初はなかなかできない。しかし人生を渡っていくため ...