道徳授業の定石化 「新次のしょうぎ」(4年日文)「伴型道徳授業」定石はこの動画で学べ!

2025年4月1日

「伴型道徳授業」のお手本

「道徳授業の定石化」のお手本動画である。このパターンで、70%以上の道徳授業が教材研究なしでできる。

あとは「討論」の授業についての基本理解があれば、道徳授業をするのが楽しくなる。

子どもたちも、道徳授業を心待ちにするようになる。

この動画の前半は、「モデリング、ナンバリング、ネーミング」理論を元に、
①登場人物の確認
②主人公の気持ちが変化したところはどこか。隣同士、指を置いて確認。違っていたら、互いに説明し合う。
③気持ちが変わる前の主人公はどんなことを考えていたのか。
④変わった後はどんなことを考えていたのか。
⑤今の自分は、どちらに近いか。
⑥これからどちらになりたいか。
⑦似たような体験はないか。⑧感想を書く。

という基本的な流れを提示。

討論授業の基本技術

11分20秒から、④と⑤は、「どんなこと」発問は、「何を答えてもいい」と言うことになるので、「答えにくい」ので、「漢字2文字で」(正直)「3文字で」(不正直)(まこと)「4文字で」(うそつき)のように明確な言葉で括らせるような発問をした方がいい、と伴氏は言う。

そうして出させた言葉を使い、
A「正と悪」
B「真と偽」
C「親切とお節介」
のように教師が変化する前と後の主人公について対比させ、
「この話にふさわしいのはどれですか?」
と意見を言わせると話合いになる、と伴氏は言う。

これをしないで、「どんな考えですか?」とやっていくと、だらだらとわけの分からない話になっていく。
言葉で概念をかちっと定義してやらないと、討論になっていかない。

討論をさせるには、様々出された意見を二つに集約し、二項対立に持っていく。子どもたちの反応を見ながら、説明し、納得させ、意見を集約していく。この手順が最も難しい。スムーズに進めていけるようになるには、場数を踏んでいくしかない。

討論授業については、「モデリング・ナンバリング・ネーミング」について語っている下記リンクが参考になる。

「モデリング・ナンバリング・ネーミング」誰でもできる討論授業についてはこちら

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