説明をしないから分かる授業になる
説明をしない授業
「あなた、学校の先生?」
年数を重ねると、こんなことを言われるようになったら気を付けた方がいい。
「話が長い。」
「同じ事を繰り返し言う。」
こうした特徴が、行動や会話の端々に出ているのだと思う。
話が長い。くどい。
同じ事を繰り返す。
当然ながら「授業が長くなる。」
さらに、めあてや学習問題をノートに写させる。毎時間、かなりの時間を割いて行わせている。相当な時間が費やされているにも関わらず、学習に必要な活動だと勘違いしている。
算数の教科書に示されている学習問題をノートに写させる時間がもったいないと気が付いた人が次にやるのは、印刷してノートに貼らせること。全く一緒。時間の無駄。
声に出して読めば分かる。
肝心かなめとなる「読む」という学習活動をさせず、模造紙に書いた学習問題を黒板にじらしながら貼って提示するのも同じだ。
「教科書。立てる。」
「◯ページ。緑四角1」
「何を答える問題?」
「式はいくつ?ひとつ?ふたつ?」
教科書を両手で持たせる。問題文を声を出して読ませる。
短い指示で身体を動かす。「脳みそが汗をかく発問」で授業を行う。
授業開始3分で巻き込んでいく。
「45分まるまる授業しないといけない」と思い込んでいるからおかしくなる。
3分の1削り、30分で終わらせても力は付けられる。
成績上位の子達などは特にそうだ。やり方さえ分かれば、計算その他の作業はめちゃくちゃ早い。20分程度で教科書問題を終え、補充問題を行って、なおかつ暇そうにしている。
まずはこうした成績上位を伸ばし、数を増やしていく。すると中位がそれに刺激され、「ああすればいいいんだ」と動きやスピードをお手本にし、近づいていく。
問題は「聞かれたこと」に対応させて「答える」についてはこちら
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