読書感想画の準備はこれで大丈夫👌
読み聞かせは「オーディオブック」を使う
夏休み明け。「読書感想画」の季節がやってくる。
たとえば「銀河鉄道の夜」の絵を描かせたいとする。だが小学生がこの作品を独力で読むのは難しい。何よりも冒頭から数行で、普段聞き慣れない古めかしい言葉が出てくる。それだけで読む気がしなくなる子が続出する事は容易に予想できる。では教師が読み聞かせるか?と言われれば無理だ。ましてやそれにつき合わされる方もたまったものじゃない。
今はこうした事態を解決する方法がある。「オーディオブック」による読み聞かせだ。たとえばアマゾンのAudibleには、古めかしい言葉を現代語に改変し、4人の声優が代わる代わるセリフを読み上げてくれるバージョンが用意されている。時間は50分あまり。1.5倍速で再生するならば40分で全編読み聞かせが終わる。
課題図書の発表は「7月1日」
もしも読書感想画中央コンクールの「課題図書」で描かせるなら、夏休み中に準備を始めておくと良い。
低学年向けの本はページ数も少ないので、夏休み明けに図書館司書が頼んでくれた課題図書を読んでからでも間に合う。だが高学年向けのものはそうはいかない。100ページを超えるため、夏休み中に入手して読んでおきたい。
意外と見落としがちなのが、公立図書館で予約して読む方法だ。その年の課題図書の発表は、毎年7月1日頃に行われるので、「読書感想画中央コンクール」のHPに載ったのを確認したら、すぐに近くの公立図書館で予約を入れるといい。もし「国立国会図書館」に行けるのであれば、その場で読むことができる。
最低でもアマゾンなどで「あらすじ」が載っている箇所を読んでおきたい。あらすじがわかれば、だいたいどんな感じの絵を描けそうなのか予測できる。
たとえば「海の生き物」が出てくる本が選ばれているとすれば、海の生き物が出てくるウェブサイトリンクを調べておくのはもちろん、「うみがめ」「たこ」「くじら」「さんご」などの簡単な描き方が出ているサイトも探しておきたい。検索方法は「海の生き物」「描き方」でヒットする。
「描き方」の「お手本」を用意する
たとえば「海の生き物」が出てくる本が選ばれているとすれば、海の生き物が出てくるウェブサイトリンクを調べておくのはもちろん、「うみがめ」「たこ」「くじら」「さんご」などの簡単な描き方が出ているサイトも探しておきたい。
検索は「海の生き物」「描き方」というようなキーワードでヒットする。
2026年度コンクールの課題図書には「鷲」「白熊」「龍」「イノシシ」「犬」「シオマネキ」「ウミガメ」「クジラ」といった動物や「マングローブ」「メヒルギ」「オヒルギ」「シオマネキ」「ボラ」「ハゼ」「シギ」「チドリ」などの動植物が登場する。
子どもたちにこうした事についてを検索させると時間の無駄。時間のある夏休みにこそやっておきたい教材研究である。
「構図」は選ばせる
「いい絵」にするには「構図」の知識が大きく左右する。構図の知識がなければ、余白が目立つ作品になってしまいがちだ。
コンクールに出品する作品は、「切り貼り」オッケーとなっている。
ならば「中心人物」は、画用紙に直接書き込むのではなく、一回りか二回り小さい画用紙に描かせ、それをはさみで切り取り、大きな画用紙のどこに配置するか(=構図指導)を考えさせるとよいだろう。
その際、
①「二分割構図」②「三分割構図」③「四分割構図」④「黄金分割構図」
の違いについて説明したワークシートを作っておくと良い。

絵の中心を選ばせたら、「味付け」を加える。
イ「日の丸構図」(※真ん中にどーん)、ロ「ジグザグ構図」、ハ「トンネル構図」、二「消失点構図」、ホ「シンメトリー構図」
の中から選ばせる。
そのあと中心人物、それ以外のものを配置する場所を、鉛筆で薄く丸囲みさせてから描かせる。
迷って決めきれない様子であれば、教師が例示し、選ばせてやると良いだろう

ここまで指導すれば、今まで描いて来た絵と比べると、ひと味もふた味も違う作品ができてくる。何よりも本人が自信をもって描き始める。
もちろん最終的な作品の出来映えは、描画技術(お手本をまね、少し変化させる)や彩色技術(慎重に丁寧に)などに左右される。が、少なくとも「構図」(知識)を考えた作品作りができたかどうか?については誰にでも評価できる。
※この資料は【ヨッシー’s STORE】で入手可能(※7月中に限り「500円」)です。
「苦手な子」はまず教師が「手伝う」
絵を得意にしている子は、放っておいても描き進む。教師が関わるべきは、筆が進まない苦手意識を持っている子たちだ。
河田孝文氏は、そうした子たちを見つけると
「◯◯くん、入院!」
と声をかけ、教卓のそばに呼び寄せ、個別指導をするという。こうしたユーモア溢れる対応も知っておきたい技術の一つだ。
中心人物を描かせる小さな画用紙も、サイズを変え、大量に用意しておくのはもちろんだが、白だけでなく色画用紙も用意し、自由に選べるようにするのも楽しい図工の時間にしてやるためのちょっとした技術(配慮)だ。
何枚も描き直しができるようにし、ようやくうまく描けた中心人物を大きな画用紙に貼るときも、はさみでうまく切り抜くことが難しそうならば、教師が代わりに切ってやれば良い。糊で貼り付けるのも同じように「先生がやろうか?」と声をかけてやればいい。それだけで安心して取り組めるようになる。
まずは教師が子どもたちを「入院」させ、作品作りの手伝いをするすがたを見せる。
「入院患者」が増えてきたら、
「おーい。色のぼかし方、だれか教えてやって〜!」
と声をかける。
すると、
「は〜い!私、教えま〜す!」
と反応する子が出てくる。
「主体的だなぁ。そういうの、とってもいい!あとで「主体的」の自己評価、Aって書いときな(笑)」
このように評価する姿を見せていくと、主体的に技法を教える子が増えていく。授業も良い雰囲気で進んでいくようになってくる。
「図工」は技法を教える。「やってみたい」と思わせるから楽しくなる。「読書感想画」の描かせ方はこちら。
非常勤講師・図工専科を快適 はこちらから。
最新版【授業の百科事典】リンク集データの入手は【ヨッシー’s STORE】へ
————————————————————————————–
【授業の百科事典】
5分で授業準備・子どもに優しい「授業の選択肢」
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません