読書感想画ー「12にんのやまんばのむすめ」〜2026年課題図書
2026年「読書感想画中央コンクール」低学年・課題図書「12にんのやまんばのむすめ」に目を通した。これをもとに読み聞かせをする際、パワーポイントを見せながら行うことを想定し、本文全文と音声(「音読さん」https://ondoku3.com/ja/advanced-tts-beta/)が流れるファイルを添付した。
1 話を30字程度にまとめる
国立国会図書館のHPで書名を入力すると、あらすじと要約が表示される。
(あらすじ)12年に一度、山姥の12人の娘が母のところに集まる。山姥と動物たちは迎える準備に大忙し。
(要約)12年に一度、12月12日、山姥の12人の娘がお母さんのところに集まる。都会の夜空をコロコロに乗って。海や山を越え鷲や白熊や龍に乗って。めざすは北の森。山姥と動物たちは迎える準備に大忙し。さあ、宴を始めるよ。
要約部分を子どもたちに紹介した後、読み聞かせに入る。
2 下描きの準備
物語の冒頭、やまんばが北の国までのって行くのは、新幹線ではなく「ころころ」付きキャリーバッグだと説明している。一方、やまんばの12人のむすめたちは、わしやしろくま、りゅうに乗ってくる。動物好きの子なら、この場面や次に出てくる場面=やまんばの命令で料理を作っている場面を描きたがるかもしれない。
クライマックスは12年ぶりの「うたげ」をしている場面。北の森の動物たちの作ったごちそうが乗ったテーブルをやまんばと12にんのむすめが大声で笑いながら話をする。
どの場面を描いてもいい。描きたい場面が決まったなら、
①画用紙の向きを決め、
②中心場面を描く場所を鉛筆で薄く囲ませる。
③残りのスペースは、北の森の動物たちや、むすめたちが乗ってきたわしやしろくまを画面いっぱいに描かせる。
3 図鑑で調べる
絵が得意な子はすぐに構図が浮かぶだろう。
教師が一番気にしないといけないのは「絵が苦手な子」がどれだけ意欲をもって感想画に取り組めるかどうか。その一点にかかっている。
「図鑑で調べる」活動には時間を費やせない。よって教師の方で準備をしておく。
とりあえず話に登場する「動物」と「物」を書き出してみるとかなりの数になる。
「動物」 わし しろくま りゅう りす うさぎ ねずみ たぬきや きつね、いたち あなぐま とりたち
「物」 ころころ ツリーハウス ハンモック ばなな ぱぱいや まんごー まんごすちん ぱいなっぷる あぼかど どりあん りゅうがん うす もち くるみ さとう あずき あんころもち だいず いしうす おしるこ おぞうに ひまらや
動物の描き方は案外難しい。こういう作業はチャッピーを活用するに限る。
※添付ファイル005やまんば動物の描き方参照
甘い南の国のフルーツも思い浮かばない子が多いだろう。パパイヤ、マンゴー、マンゴスチン、パイナップル、アポカド、ドリアン、リュウガンの描き方もお願いしてみた。
※添付ファイル004やまんばくだものの描き方参照
※こうした資料が手元にある状態で読み聞かせをすると、案外、描きたい場面が思い浮かびやすくなるかもしれない。聴覚情報だけでは不十分な時は、読み聞かせに合わせて文を提示することもできるようにPDFファイルを添付した。
4 画用紙を作る
低学年なら色画用紙を選ばせる。中学年以上ならば「ぼかし」「にじみ」「たらし込み」「スパッタリング」などの技法を使って、感想画用の色画用紙を作る。色が濃すぎると直接描き込みをしたとき、何が書かれているのか分からなくなるので、淡い色合いになるよう仕上げる。 
5 切り貼りする
A4大の画用紙に登場人物や動植物、建物などを描き、色を塗り、はさみで切り取り、作った色画用紙に貼っていく。自作色画用紙に直接書き込んでもいい。
基本は「切り貼り」作業となるので、納得いくまでやり直せる。手先が不器用な子は、絵が描けたら持ってこさせ、目の前で切り取り作業をやってみせるとよい。
「画材」は「水彩絵の具」だけでなく、「ポスカ」ペンや色鉛筆も使用も可とする。色がにじんで何がなんだか分からなくなることを防ぐのはとても大事だ。
「貼り方」は「少し斜め」「上下にずらす」「左右対称」「大小」」など、構図を考えて位置を決めさせ、 「貼ってあるのが分からないように」 「薄くまんべんなく」 糊付けして貼らせる。
図工」は技法を教える。「やってみたい」と思わせるから楽しくなる。「読書感想画」の描かせ方はこちら。
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